福澤諭吉 : その重層的人間観と人間愛
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書誌事項
福澤諭吉 : その重層的人間観と人間愛
(丸善ライブラリー, 048)
丸善, 1992.5
- タイトル別名
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福沢諭吉 : その重層的人間観と人間愛
- タイトル読み
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フクザワ ユキチ : ソノ ジュウソウテキ ニンゲンカン ト ニンゲンアイ
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内容説明・目次
内容説明
1835年大阪の中津藩蔵屋敷に生れた福沢諭吉は、1855年緒方洪庵の適塾に入門して蘭学を学び、後、横浜において英学の重要性を痛感、1860年咸臨丸で渡米した。帰国後幕府に雇われ欧州各国を回り見聞を広め、その時受けた感銘が、『西洋事情』や『学問のすゝめ』などの著作の執筆、そして慶応義塾の創設となって開花する。本書は福沢諭吉の思想に魅せられた筆者が、新しい知見を随所に盛り込みながらその足跡をたどり、類書にない視点から福沢の人間観と人間愛を紹介したものである。
目次
- 1 父の遺風と母の感化—父母の行状正しからざるべからず 『中津留別の書』
- 2 青年福沢が出会った人と学問—真理原則と人の貴賎
- 3 19世紀半ばの世界—文明の西洋と半開のアジア
- 4 アジアの迷妄からの脱却—中華・神州思想の否定
- 5 似我の主義の教育—人の上に立たず人の下に立たず
- 6 重層的人間観と人間愛—言葉と心の関係
- 7 大院君と閔妃、金玉均—「脱亜論」の真意をめぐって
- 8 最大多数の最大幸福—文明発達の視点
「BOOKデータベース」 より