鏡花万華鏡
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鏡花万華鏡
(筑摩叢書, 365)
筑摩書房, 1992.6
- タイトル読み
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キョウカ マンゲキョウ
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内容説明・目次
内容説明
金沢に生れた鏡花は、母や町内の娘から草双紙の絵解きや口碑伝説を聞いて育ち、十歳で母を失った。その作品では、郷里の自然は他界に変容し、女性は超自然的な美の理想、深い中心に昇華している。鏡花は犬と雷をこわがり、怪異や幽霊の存在を信じていた。シュールな作家なのだ。著者は特に晩年、鏡花を熟読し、その面白さを折にふれて書き伝えた。単行本未収録、遺稿を含む、そのすべてを収める。
目次
- 鏡花のこと
- 「薄紅梅」
- 人と作品
- 母恋し夕山桜峰の松(鏡花)
- 「夫人利生記」と「釈迦八相倭文庫」
- 鏡花耽読
- 鏡花余滴
- 芍薬の歌
- 『番町夜講』—鏡花の短篇小説
- 鏡花と能楽
- 冬夏有雪
- 鏡花の河童
- 「白鷺」
- 「星女郎」
- 「小春の狐」
- 鏡花とメリメ
- 鏡花・万華鏡
- 鏡花掌篇
- 鏡花と弁天さま
- 鏡花の「談話」
- 鏡花の本
- 阿修羅と美女
- 鏡花雑談—一フランス文学者の見た鏡花
- 異才鏡花
「BOOKデータベース」 より