東京残影
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書誌事項
東京残影
日本文芸社, 1992.7
- タイトル読み
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トウキョウ ザンエイ
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内容説明・目次
内容説明
荷風・渋沢龍彦の生き方にランティエの余裕と孤独を想い、大正モダニズム文学の旗手・龍胆寺雄にフィッツジェラルドを重ね、つげ義春に隠者願望を見出し、百〓・春夫・芝木好子・池波正太郎らの作品世界に失われたモノと時間を追慕する精神が、現実の町がゆるやかに溶暗してセピア色の幻影の町へと変容する至福の一瞬を幻視する最新エッセイ集。
目次
- 都電が走っていた頃
- 下町は工場の町だった:ありふれた町
- 銀座を通って荒川土手へ
- 映画に連れていってもらった頃
- 黒白スタンダードに惹かれていた頃
- ドイツ映画が好きになった頃
- 映画に描かれた昭和20年代
- 場末の抒情 つげ義春
- 戦後から遠く離れて つげ忠男論
- ランティエの余裕と孤独 渋沢龍彦
- 荷風の墓参趣味
- 陽気な精神の錬金術師 龍胆寺雄論
- 温室のなかの夢 佐藤春夫
- 内田百〓『春雪記』
- 「如是閑文芸選集」
- 野口冨士男『私のなかの東京』
- 芝木好子『落葉の季節』
- 池波正太郎『原っぱ』
- 久世光彦『怖い絵』
- 都市表現の創造 海野弘『モダン都市東京』
- 失われたモノの活字博物館〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より