小説家夏目漱石
著者
書誌事項
小説家夏目漱石
(ちくま学芸文庫, [オ-1-1])
筑摩書房, 1992.6
- タイトル読み
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ショウセツカ ナツメ ソウセキ
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注記
叢書番号はブックジャケットによる
内容説明・目次
内容説明
戦後を代表する作家である著者は、「彼(漱石)の作品を調べるのは、自分を調べることと同じになって来た気配があります」(本書より)と語っている。漱石の処女作『吾輩は猫である』から遺作『明暗』に至る小説をテクストに即して精緻に分析する、著者30年にわたる漱石論の集大成。読売文学賞受賞。
目次
- 序説 『こゝろ』と『道草』
- ウイリアム・「盾」・水—「幻影の盾」源流考
- 『猫』と「塔」と「館」と—作家漱石の発車
- 「坊っちゃん」
- 漱石と国家意識—「趣味の遺伝」をめぐって
- ユリの美学—漱石とキリスト教
- 江藤淳著『漱石とアーサー王伝説』批判
- 再び『漱石とアーサー王伝説』批判
- 漱石の構想力—江藤淳『漱石とアーサー王伝説』批判
- 「薤露行」の構造
- 水・椿・オフィーリア—『草枕』をめぐって
- トリスタンとイズーの駈落ち—『三四郎』をめぐって
- 姦通の記号学—『それから』『門』をめぐって
- 幻想の生れる場所—「夢十夜」「永日小品」
- 『彼岸過迄』をめぐって
- 文学と思想—『行人』をめぐって
- 『こゝろ』の構造
- 「自伝」の効用—『道草』をめぐって
- 『明暗』の結末について
「BOOKデータベース」 より