薬の社会誌
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薬の社会誌
(丸善ライブラリー, 052)
丸善, 1992.6
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クスリ ノ シャカイシ
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参考文献:p202-203
Description and Table of Contents
Description
徳川光国が藩医に命じて作らせた本「救民妙薬」はベストセラーになり、庶民に重宝がられた。いつの時代でも、どこの社会でも、人は病み、傷つき、それを癒す薬を探し続けてきた。しかし人間の健康と幸福のために登場した薬が、逆に作用してしまったこともある。サリドマイドやキノホルムの薬害、麻薬の流行とそれを取り締まる麻薬Gメン、「黄色い血液」やエイズ感染の問題を生んだ輸血など、薬や医療は常に社会とかかわり合い、様々なドラマが展開されてきたのである。
Table of Contents
- 第1章 万代家の人々—反魂丹縁起—万代常閑の家系
- 第2章 黄門様のくすりのわかる本—江戸時代のベストセラー『救民妙薬』
- 第3章 白い粉の恐怖の歴史—麻薬取締官の活躍余話
- 第4章 世界の薬物乱用の現状—防止と取り締まりの国際協力
- 第5章 血液、輸血そして薬—血液型、肝炎、エイズへの歴史
- 第6章 薬害根絶への長い道程—食品、薬品の安全性確保へ
- 第7章 学校の環境衛生を考える—学校薬剤師が誕生して五十余年
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