サハリン棄民 : 戦後責任の点景

書誌事項

サハリン棄民 : 戦後責任の点景

大沼保昭著

(中公新書, 1082)

中央公論社, 1992.7

タイトル読み

サハリン キミン : センゴ セキニン ノ テンケイ

注記

文献:p227-228

内容説明・目次

内容説明

戦前・戦中、炭坑資源開発のためサハリン(樺太)に渡った労働者の中には強制的・半強制的に募集・連行された韓国・朝鮮人が数万人いた。終戦とともに始った引き揚げ事業はサハリンにも及んだが、その中に帝国臣民として徴用された朝鮮人は含まれていなかった。彼らはソ連統治下のサハリンに残されたのである。冷戦・南北朝鮮対立という国際環境、そして日本の戦後責任への無自覚に抗し、故郷訪問に至るまでの45年の足跡を克明に辿る。

目次

  • 第1章 サハリンに渡った人々
  • 第2章 故郷に帰る日本人、残される朝鮮人
  • 第3章 朴魯学たちの引き揚げ
  • 第4章 朴魯学たちの運動
  • 第5章 帰還運動の広がりと壁
  • 第6章 サハリン裁判と裁判実行委員会
  • 第7章 アジアにたいする戦後責任を考える会
  • 第8章 サハリン残留韓国・朝鮮人問題議員懇談会

「BOOKデータベース」 より

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