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遣唐使と正倉院

東野治之著

岩波書店, 1992.7

タイトル読み

ケントウシ ト ショウソウイン

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注記

巻末: 引用文献索引

内容説明・目次

内容説明

遣唐使はどんな役割を担って海を渡ったのか。正倉院に残された文物は何を今に語り伝えているか。著者は、広く中国や朝鮮の文献にも目を配り、内外史料の丹念な読みとりを通して、古代日本の対外文化受容の実像と日本文化の深層を解明しようとする。対外使節と渡来文物に関する最新の研究を集成した気鋭の日唐文化交流史論。

目次

  • 外来文化と日本
  • 第1部 遣唐使の諸問題(遣唐使の朝貢年期;遣唐使の文化的役割;『延喜式』にみえる遣外使節の構成;唐の文人蕭頴士の招請;遣唐使の諸問題;日出処・日本・ワークワーク)
  • 第2部 渡来文物の研究(正倉院文書からみた新羅文物;日唐間における渤海の中継貿易;朝霞錦考;香木の銘文と古代の香料貿易;椰子のひさご;ラピス・ラズリ東伝考)
  • 第3部 唐文化の受容と選択(上代文学と敦煌文献;敦煌と日本の『千字文』;『典言』の成立と受容;正倉院の鳥毛書屏風と「唐太宗屏風書」;豊旗雲と祥瑞;正倉院日名子文書の「造菩薩願文」;『〓信集』と威奈大村墓誌;開元通宝の銭文と皇朝銭)
  • 付論 正倉院宝物の伝来

「BOOKデータベース」 より

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