コーヒーが廻り世界史が廻る : 近代市民社会の黒い血液
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書誌事項
コーヒーが廻り世界史が廻る : 近代市民社会の黒い血液
(中公新書, 1095)
中央公論社, 1992.10
- タイトル別名
-
コーヒーが廻り世界史が廻る
- タイトル読み
-
コーヒー ガ メグリ セカイシ ガ メグル : キンダイ シミン シャカイ ノ クロイ ケツエキ
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注記
16版の出版者(名称変更): 中央公論新社
参照文献抄: p235-237
内容説明・目次
内容説明
東アフリカ原産の豆を原料とし、イスラームの宗教的観念を背景に誕生したコーヒーは、近東にコーヒーの家を作り出す。ロンドンに渡りコーヒー・ハウスとなって近代市民社会の諸制度を準備し、パリではフランス革命に立ち合あい、「自由・平等・博愛」を謳い上げる。その一方、植民地での搾取と人種差別にかかわり、のちにドイツで市民社会の鬼っ子ファシズムを生むに至る。コーヒーという商品の歴史を、現代文明のひとつの寓話として叙述する。
目次
- 第1章 スーフィズムのコーヒー
- 第2章 コーヒー文明の発生的性格
- 第3章 コーヒー・ハウスと市民社会
- 第4章 黒い革命
- 第5章 ナポレオンと大陸封鎖
- 第6章 ドイツ東アフリカ植民地
- 第7章 現代文化とコーヒー
- 終章 黒い洪水
「BOOKデータベース」 より