中国文学の底に流れるもの
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中国文学の底に流れるもの
創文社, 1992.7
- タイトル読み
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チュウゴク ブンガク ノ ソコ ニ ナガレル モノ
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内容説明・目次
内容説明
〈物はすべて平衡を失ったときに善く鳴る。人間の言語も平衡を得られないときに秀れた文章を生み出す〉…。変革期の中で時代と厳しく切り結び独自の表現を獲得していく孤独な営み。時代と文学に鋭い光をあてて、時を越え滔々と流れる文学的生の在り処を、熱い思いで綴った好エッセー。
目次
- 中国文学の底に流れるもの(果たさざるの記;近代中国の暗部を照射—作家魯迅;魯迅と北京の下宿—文学者を育てた紹興会館;ひとつの魯迅とのかかわり;古典文学者魯迅の復権;中国文学の底に流れるもの;唐代の散文と文学運動;厳羽の詩学;或る『三国志』の風景;私の『三国志』考—史実と小説の間;三国時代の辺境異民族の動向;諸葛亮と荀〓・孔融—後漢末「清流」派知識人の精神的系譜のなかで;日中共通の略字づくり批判;わたしの中国点描;上海からの小包)
- 先師先人を偲ぶ(青木正児先生の羽織;韓愈と吉川幸次郎先生;大井広介氏のふるさと;上野英信さんを憶う;足立巻一さんのこと;前野良沢の腑分け)
- 中国の怪奇説話を語る(志怪と駢文の世界;志怪小説の真実;志怪と史伝;魏晋六朝の志怪小説にみえる女性像)
- あとがき抄
「BOOKデータベース」 より