日本近代美術事件史

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日本近代美術事件史

瀧悌三著

東方出版, 1993.1

タイトル読み

ニホン キンダイ ビジュツ ジケンシ

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注記

日本近代美術事件史略年表: p417-423

内容説明・目次

内容説明

幕末から明治中期までの近代美術の流れは暗黒期で謎に満ち、事件に富んでいる。洋画の開祖川上冬崖はなぜ自殺したか、洋画家がなぜ一斉に輩出したか、美術官僚群がなぜ発生し、どう動いたか、東京美術学校創設がなぜ事件なのか。フェノロサ、天心らはどんな役割を演じたか—。この美術事件史は、多くの研究成果や、当時の雑誌、新聞等の資料に基づきながら書かれた物語史だが、そういう数々の謎に迫ろうとした試みでもある。

目次

  • 第1話 川上冬崖の死
  • 第2話 迫真ショック
  • 第3話 十一字会
  • 第4話 美術真説
  • 第5話 東京美術学校創設(天心岡倉覚三;美術行政の主役の交替;竜池会の日本画奨励事業;鑑画会の創始;文部省異変;具体化していく文部省美術行政;第2期の鑑画会;日本画振興の対立の構造;宮内省、文部省連携の古社寺調査;鑑画会批判とその反論;天心、フェノロサの欧米出張と帰国演説;東京美術学校基本方針をめぐる波乱;東京美術学校開校と後代への影響)

「BOOKデータベース」 より

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