鷗外森林太郎
著者
書誌事項
鷗外森林太郎
人文書院, 1992.12
- タイトル読み
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オウガイ モリ リンタロウ
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注記
文献: p280-283
「崎」は偏:山;旁:竒 (U+FA11) の置き換え
内容説明・目次
内容説明
本書は、鴎外研究一筋の著者が十数年前に発表した『森鴎外〈恨〉に生きる』(講談社現代新書)を土台にして、さらに長年の成果、資料、調査にもとづき大幅に加筆した意欲作である。とくに、鴎外の最晩年にみられる喪失感、遺書にある「官権威力」への拒否に収斂された鴎外の精神に焦点をあてる。
目次
- 序章 鴎外の出発—津和野藩
- 1章 ドイツ留学時代—昂揚する精神
- 2章 邂逅と別離—恋の苦悩
- 3章 明治20年代—鬱屈したエネルギー
- 4章 小倉転勤—雌伏して時を待て
- 5章 日露戦役出征—薬師となりて
- 6章 凱旋後—常磐会と死魔の跳梁
- 7章 再活躍期—閉塞の中から
- 8章 エリーゼ残像—ノスタルジアと非傷感
- 9章 明治の終焉—成熟の時代
- 10章 歴史小説に向かう—権力への視線
- 終章 1匹の獅子—石見人森林太郎トシテ死セント欲ス
「BOOKデータベース」 より