東アジア兵器交流史の研究 : 十五〜十七世紀における兵器の受容と伝播

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東アジア兵器交流史の研究 : 十五〜十七世紀における兵器の受容と伝播

宇田川武久著

吉川弘文館, 1993.1

タイトル読み

ヒガシアジア ヘイキ コウリュウシ ノ ケンキュウ : ジュウゴ ジュウシチセイキ ニオケル ヘイキ ノ ジュヨウ ト デンパ

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内容説明・目次

内容説明

日本に伝来した鉄炮は、まもなく朝鮮王朝に流出していった。東アジア諸国に現存する火器の実物資料を精査し、文献史料を駆使して、外国の武器が日本に定着し、更に日本の武器が外国へ流出した契機を、外来文化の受容と流出の視点から解明する。従来ほとんど顧みられなかった武器交流の歴史を東アジア世界との交流の中に位置付ける画期的研究。

目次

  • 第1編 朝鮮王朝前期の兵器の特色(「兵器図説」の内容と研究の現状;弓の製作と弓材の確保;貢納制の矛盾と兵器の流出;角弓の欠点と弓の開発;武科の設置と武芸の訓練;倭刀の移入とその影響;中国兵器受容の実態)
  • 第2編 鉄炮伝来と火器の普及(鉄炮史研究の整理と本編の意図;鉄炮伝来の再検討;西国地方への伝播;東国地方への波及;小銃から大砲へ;火薬調合次第から砲術秘伝書へ)
  • 第3編 壬辰・丁酉の倭乱と朝鮮王朝の兵器の変容(鉄丸銃筒の製造と訓練;明国兵器の受容と活用;兵書「紀効新書」の学習;降倭懐柔策と鉄炮の伝播;日明兵器の定着)

「BOOKデータベース」 より

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