花はらはら人ちりぢり : 私の古典摘み草
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花はらはら人ちりぢり : 私の古典摘み草
角川書店, 1993.1
- タイトル読み
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ハナ ハラハラ ヒト チリジリ : ワタクシ ノ コテン ツミクサ
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内容説明・目次
内容説明
掌中の珠の如き愛する古典を、身近な文学作品としてとらえ、魅力のすべてを明かす。長谷川青澄画伯の清麗な挿画多数が入った、絢爛の古典案内。
目次
- 虚無のつぶやき—一葉『十三夜』
- むかしの歌声
- しがねえ恋の情けが仇—歌舞伎台本『与話情浮名横櫛』
- 夢みる花々の物語—吉屋信子『花物語』
- 夫婦は寄り合い過ぎ—西鶴『万の文反古』
- 美の金粉—西条八十詩集
- 小宰相入水—『平家物語』
- よその女房—『武玉川』
- お江戸の桃太郎—黄表紙の世界
- おかしみにゆらぐ玉の緒—江戸狂歌
- 牡丹を焚く—吉川英治『宮本武蔵』
- 揺れる牡丹燈篭—『伽婢子』
- 可憐な心ばせ人—『源氏物語』花散里
- 金襴緞子の帯しめながら—蕗谷虹児の叙情詩
- 美しき女友だち—『紫式部日記』
- 卯の花ぐるま—清少納言『枕草子』
- 白露も夢もこの世もまぼろしも—『和泉式部日記』
- 犬女房—怪談集『宿直草』
- 春やむかしの—堤千代『伊勢のいえ』
- 更級少女も早や老いぬ—『更級日記』
- 枇杷の古葉に木芽もえたつ—芭蕉の連句
「BOOKデータベース」 より