エントロピー法則と経済過程
著者
書誌事項
エントロピー法則と経済過程
みすず書房, 1993.2
- タイトル別名
-
The entropy law and the economic process
- タイトル読み
-
エントロピー ホウソク ト ケイザイ カテイ
大学図書館所蔵 全233件
  青森
  岩手
  宮城
  秋田
  山形
  福島
  茨城
  栃木
  群馬
  埼玉
  千葉
  東京
  神奈川
  新潟
  富山
  石川
  福井
  山梨
  長野
  岐阜
  静岡
  愛知
  三重
  滋賀
  京都
  大阪
  兵庫
  奈良
  和歌山
  鳥取
  島根
  岡山
  広島
  山口
  徳島
  香川
  愛媛
  高知
  福岡
  佐賀
  長崎
  熊本
  大分
  宮崎
  鹿児島
  沖縄
  韓国
  中国
  タイ
  イギリス
  ドイツ
  スイス
  フランス
  ベルギー
  オランダ
  スウェーデン
  ノルウェー
  アメリカ
この図書・雑誌をさがす
内容説明・目次
内容説明
本書は、生産と消費の市場原理を基礎に成立する経済学に対し、生命的自然の体系と循環の論理の視点からの経済学を主張する—資源=エネルギー浪費型の経済から、地球の生物圏と調和しうる規模の経済へ。本書は、経済学のパラダイム転換をもたらし、人間の思考と社会の変化にまで大きな影響を及ぼさずにはおかない書物の1冊である。物質的宇宙にあってエントロピーはたえず増大しつづけている。そこでは秩序から混沌への継続的で不可逆的な質的劣化が進行している。そのなかで自然資源を浪費し、環境を汚染する経済過程のエントロピー的性格と、経済的発展によるその過程の加速とが、今日の緊急課題となっている。本書は、まさにこの課題に応える。それは、エントロピー法則を基軸に、不再帰的な時間の流れの中にある経済過程を分析することによって、本質的に機械論的・無時間的な構成をとっている新古典派の経済学に対し方法論的批判を試みる。そして物理学や生物学、プラトンからベルクソン、フッサールにいたる哲学を縦横に援用しながら、“生物経済学”の理論的枠組みの構築がめざされる。
目次
- 科学—簡単な進化論的分析
- 科学、擬数主義、および弁証法
- 変化、質、思考
- 測度、大きさ、および同一性—物理学からのいくつかの教訓
- 新奇性、進化、エントロピー—物理学からのいくつかの教訓(続)
- エントロピー、秩序、確率
- 偶然、原因、目的
- 進化対移動
- 過程の分析的表現と生産の経済学
- エントロピー、価値、発展
- 経済学について—いくつかの一般的結論
「BOOKデータベース」 より