児玉大将伝
著者
書誌事項
児玉大将伝
(中公文庫)
中央公論社, 1989.8
- タイトル読み
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コダマ タイショウデン
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内容説明・目次
内容説明
義兄の暗殺、神風連の変、西南の役、台湾総督時代など、日露戦争を勝利に導き、海軍の東郷と並び称された満州軍総参謀長の55年の生涯を、政界の黒幕といわれた親友が思いこめて記す。
目次
- 鳳児出産の報、詩会の莚を賑わす
- 百合若と命名してその前途を祝す
- 誕生の祝宴に志士国事を激論す
- 佐幕党、半九郎を陥れんと謀る
- 浅見氏を養うて一家の断絶を免かる
- 二青年相謀りて富山を刺さんとす
- 富士源二郎わずかに身をもって免かる
- 親類寄合に托して巌之丞を暗殺す
- 瑞巌の故事を説いて蕃根、鍵を励ます
- 新知を排領して名を源太郎と改む
- 奥州征伐を了えて仏式練習生となる
- 脱隊鎮蕉を兼ねて郷里に母を省る
- 佐賀の乱に奮闘してついに重傷を負う
- 熊本に転職して神風連の変に遭う
- 暴徒官邸を襲うてついに種田少将を斬る
- 髪を刺り装を変じて討伐のことに従う
- 仁尾大属と謀りて善後の策を講ず
- 西郷謀反の報到り熊本篭城に決す
- 猛火を冒して危く弾薬函を搬出せしむ
- 俊髦を挙げて検疫の事実を大成す
- 台湾統治のために後藤を重用す
- 処士蕃界に入りて柯頭目を招降す
- 敗残の勇将総督の仁慈に感泣す
- 台湾神社を奉祀し明治橋を架設す
- 台湾名物禿八百屋の命名親となる
- 古亭庄に野裁の耕作を奨励する〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より