法廷に立つ歴史学 : 家永教科書論争と歴史学の現在

書誌事項

法廷に立つ歴史学 : 家永教科書論争と歴史学の現在

安在邦夫 [ほか] 編

大月書店, 1993.5

タイトル読み

ホウテイ ニ タツ レキシガク : イエナガ キョウカショ ロンソウ ト レキシガク ノ ゲンザイ

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注記

執筆: 鹿野政直ほか

内容説明・目次

内容説明

日本史学の最新の到達点を示す。重要係争点36テーマに関し、気鋭の歴史家が国・文部省に対して論陣を張る。ひさしく公刊を待望されていた秀逸の論集。

目次

  • 歴史をささえる民衆・庶民
  • 中央集権をめざした聖徳太子の政治
  • 大友皇子の即位問題
  • 古事記・日本書紀編纂の意図と史料批判
  • 駅の設備と農民
  • 蝦夷の征討は「征服」ではなかったのか
  • 最澄の生年と「通説」の理解
  • 神皇正統記執筆の意図
  • 江戸時代の天皇の地位
  • 男尊女卑と妾—江戸時代の女性の地位
  • 島原の乱の主体は誰か
  • 尊攘派志士と民衆—明治維新の基本的性格
  • 五か条の誓文と五榜の高札
  • 不平等条約締結の評価—条約改正交渉の時期における
  • 明治憲法制定過程における秘密性
  • 明治憲法の発布と金色の菊の紋章
  • 明治憲法制定の意義
  • 教育勅語と内村鑑三不敬事件
  • 日清戦争と軍人遺族—松井昇の絵
  • 明治後期の地主の寄生性
  • 張作霖爆殺事件の写真は「陰惨」か
  • 日独防共協定締結の動機
  • 抗日戦争における中国民衆の役割
  • 日ソ中立条約締結と関特演
  • 戦前の国家主義思想と国史教科書
  • 太平洋戦争は「無謀」ではなかったのか
  • 清沢洌日記と戦時下の民衆
  • 学童疎開の目的
  • 傷痍軍人の写真は残酷か
  • 戦時下の科学
  • 労働運動の抑圧とその記述—下山・松川事件
  • 米軍「施設」とは「基地」ではないのか
  • 「再軍備に反対する人々」と憲法の擁護
  • デモの写真は子どもに悪影響をあたえるか
  • 核兵器の「洗礼」—政治的言語の操作
  • 60年安保闘争は全国的運動ではなかったのか

「BOOKデータベース」 より

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