ツァラトゥストラ
著者
書誌事項
ツァラトゥストラ
(ちくま学芸文庫, [ニ-1-9]-[ニ-1-10] . ニーチェ全集 / フリードリッヒ・ニーチェ著||ニーチェ ゼンシュウ ; 9-10)
筑摩書房, 1993.6
- 上
- 下
- タイトル別名
-
Also sprach Zarathustra : ein Buch für Alle und Keinen
- タイトル読み
-
ツァラトゥストラ
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注記
普及版「ニーチェ全集」第9巻(理想社, 1979年12月刊)を基にしたもの
訳出底本: 原著(Alfred Kröner Verlag, c1953 ; ポケット版)第75巻
内容説明・目次
- 巻冊次
-
上 ISBN 9784480080790
内容説明
1881年夏、スイスのシルス・マリア近郊の聳え立つ巨大な岩塊のそばで、永遠回帰の思想の霊感が雷鳴のようにニーチェを襲った。構想から一年半後の二月、この奇跡的な作品の第一部が誕生する。古代ペルシアの予言者ツァラトゥストラが語る教説の形式をとって、超人の理想が序説において示され、第一部で神の死の宣告、さらに第二部で権力への意志が説かれる。ニーチェの哲学の根本思想が苦悩と歓喜のもとに展開される詩的香気に溢れた最高傑作。上巻には全四部構成のうち、序説および第一部から第二部までを収録。なお、文庫収録にあたっては、最近のニーチェ研究の成果に基づいて訳註を大幅に増補改訂した。
目次
- ツァラトゥストラの序説
- ツァラトゥストラの説話
- 巻冊次
-
下 ISBN 9784480080806
内容説明
いよいよ本書の第三部において、ある恐るべき深淵的な思想としての永遠回帰の思想がツァラトゥストラによって告知される。神の死という現代のニヒリズムのもとでの生の真の意味とはなにか。ニーチェは現代の人間の危機的状況をニヒリズムそのものへの徹底と、生の瞬間の肯定により主体的に超克することを説く。ニーチェの人間学の精髄が隠された、万人のための運命的な書というべき真の哲学書。下巻には全四部構成のうち、第三部から第四部までを収録。なお、文庫収録にあたっては、最近のニーチェ研究の成果に基づいて訳註を大幅に増補改訂した。
「BOOKデータベース」 より