バイオ裁判 : バイオ時代の人権と予研裁判

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バイオ裁判 : バイオ時代の人権と予研裁判

芝田進午編

晩聲社, 1993.8

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バイオ サイバン : バイオ ジダイ ノ ジンケン ト ヨケン サイバン

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Note

予研移転反対・バイオ施設規制運動と予研裁判の経過: p565-575

Description and Table of Contents

Description

厚生省傘下の国立予防衛生研究所〈予研〉は、大量の病原体、組み換え遺伝子、放射性物質、有害化学物質、実験動物を扱う日本最大の病原体・遺伝子組み換え実験施設である。当然、その感染実験等による排気・排水等によって周辺の環境・生態系が汚染され、バイオ時代の新しい公害である「生物災害」を発生させる危険性は否定できない。ところが予研は、日本で最大の過密地域といわれる東京・新宿区の住宅密集地—障害者施設・早大に隣接する狭い土地への移転を密かに計画し強行した。厚生省・予研の立場は、危険な病原体等を扱う巨大実験施設は、どんな人口密集地に立地されてもかまわないというのだが…。本書は、諸科学の総合によって「バイオ公害予防の法理」を確立しようとするわが国初の試みであり、未来世代へ向けた人権と環境を守る法廷大論争の記録である。

Table of Contents

  • なぜ予研の移転と実験の差し止めを提訴するか
  • 予研の移転と実験の差し止め提訴のための序論
  • 原告請求内容の補足
  • 住民・早大と予研のこれまでの論争の総括
  • 早稲田大学はなぜ予研移転に反対するのか
  • 予研移転差し止め請求の意味
  • 予研移転の民主的手続きの欠如と非“適地”性
  • 予研は障害者への差別を止めよ
  • 予研はなぜ環境影響評価を怠り「予防衛生」を破壊するのか〔ほか〕

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Details

  • NCID
    BN09446999
  • ISBN
    • 4891882344
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    575p
  • Size
    20cm
  • Classification
  • Subject Headings
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