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日本幻想文学史

須永朝彦著

白水社, 1993.9

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ニホン ゲンソウ ブンガクシ

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日本幻想文学年表: p259〜283

Description and Table of Contents

Description

文学を「純」と「通俗」に分けようとする近代文芸批評から黙殺され、反現実的志向の強い作品として「怪奇小説」の呼称で等しく括られながら、幽霊・分身・怪物・悪夢・妄想・憑依などの「美的至福の有無」として存在してきた「幻想文学」の系譜を、遠く神話から現代まで辿った、異色の文学史。

Table of Contents

  • 〈幻想文学〉を繞って
  • 譚話の祖型—神話・伝説・説話
  • 怪異の伝播—説話集の盛行
  • 王朝伝奇—作り物語の中の浪曼と怪異
  • 御霊と修羅—雑史・軍記が語る怪異
  • 芸能が語る他界—能・幸若舞
  • 物みな化身の物語—御伽草子の世界
  • 奇想の語り物—説経・浄瑠璃
  • 怪談から伝奇小説へ—近世怪異小説略史
  • 超時代的感覚の魅力—歌舞伎の幻想性
  • 戯作の末路—江戸から明治へ
  • 一つの指針として—近代の幻想作家
  • 細部の驚異—泉鏡花の一殊色
  • 金と銀—潤一郎と春夫の探偵小説
  • 見者の愉悦と悲哀—日夏耿之介
  • 夢の通い路—王朝物語の再生
  • 驚異のエンターテインメント—異端文学十選
  • 妖人魔人怨霊小事典
  • 日本幻想文学年表

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