自我の起原 : 愛とエゴイズムの動物社会学

書誌事項

自我の起原 : 愛とエゴイズムの動物社会学

真木悠介著

岩波書店, 1993.9

タイトル読み

ジガ ノ キゲン : アイ ト エゴイズム ノ ドウブツ シャカイガク

注記

初出:『思想』1992年9月号-12月号及び『文学』1993年冬号に掲載されたもの

第2刷 (1993.11), 第3刷 (1994.1), 第7刷 (1995.1), 第10刷 (1998.4), 第11刷 (1999.5) のページ数: v, 198p

文献: p153-157

内容説明・目次

内容説明

地球上に存在するあらゆる生命の歴史において、「個体」の発生とその主体化という出来事ほど画期的な事象はない。比較社会学のパースペクティヴから現代世界を考察してきた著者が、「人間的自我」の探求のために遺伝子理論・動物行動学・動物社会学の領域に踏みこみ、「自我」成立の前提としての動物個体の行動の秘密を探る。

目次

  • 自我という都市
  • 動物の「利己/利他」行動
  • 〈利己的な遺伝子〉理論
  • 生成子の旅—〈個の起原〉の問い
  • 共生系としての個体—個体性の起原
  • 〈創造主に反逆する者〉—主体性の起原
  • 〈かけがえのない個〉という感覚—自己意識の起原
  • 誘惑の磁場—〈他者〉の内部化
  • テレオノミーの開放系—個の自己裂開的な構造
  • 〈自我の比較社会学〉ノート
  • 性現象と宗教現象—自我の地平線

「BOOKデータベース」 より

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