石と笛

Author(s)

    • Bemmann, Hans.
    • 平井, 吉夫 ヒライ, ヨシオ

Bibliographic Information

石と笛

ハンス・ベンマン著 ; 平井吉夫訳

河出書房新社, 1993.5-1993.9

  • 第1部
  • 第2部
  • 第3部 上
  • 第3部 下

Other Title

Stein und Flöte.

Title Transcription

イシ ト フエ

Available at  / 44 libraries

Description and Table of Contents

Volume

第1部 ISBN 9784309202129

Description

むかし、フラグルンドで聞き耳という男の子が生まれた。この子の数奇な運命についてこれからお話することになる。聞き耳が17歳になったとき、東方から侵略してきた掠騎族の老人アルニを介抱し、不思議な石を贈られた。老人が死の間際につぶやいた石の秘密をもとめ旅にでた聞き耳は、途中バルレボーグの森で美しい青い目のギザに出会う。猿の毛皮を着た黄色目の家来を連れたこの女領主に聞き耳は気に入られ、やがてそそのかされて過ちを犯し、そのためにつぐないの旅をしいられるが、しかしそれも聞き耳の長く終わりの無い旅の最初の一歩に過ぎなかった…。ドイツ・ファンタジーの最高作。
Volume

第2部 ISBN 9784309202136

Description

バルレボーグでのギザとの合戦が終わり、和らぎの笛匠のもとにもどった聞き耳は銀の笛を祖父からひきついだ。笛吹きの夢、鷹の夢、甘い夢、黒い夢、いくつもの夢を聞き耳は見るが、そうした夢はすぐに彼の手をすりぬけてしまう。アルニのことばを理想として、掠騎族から分かれたアニル族に石の護持者として迎えられた聞き耳は、そこでアルニの代官の娘ナルチアに魅せられ、彼女のために三回の旅に出ることとなった…。
Volume

第3部 上 ISBN 9784309202198

Description

婚礼の夜、鷹乙女ナルチアは魔法の指輪の力で、聞き耳を山羊の脚を持つ半人半獣に変えてしまった。記憶を失い森に逃げ込んだ聞き耳は、山羊たちと暮らし、石目と呼ばれている。鷹の命令で石を盗もうとした、いたちの針歯とともに旅に出た石目は、不思議な石採り師の老人と出会い、奇妙な道づれを贈られるが…。
Volume

第3部 下 ISBN 9784309202204

Description

半人半獣の石像と化した聞き耳は、アルニルッカの腕に抱かれることで、鷹の魔法から解きはなたれ、人間の姿を取り戻した。聞き耳とアルニルッカのあいだに、やがて娘の小ウルラが生まれるが、執念深いナルチアの呪いはその聞き耳の娘をおそった。聞き耳は呪いを解くため、水女ライアナに贈った鷹の指輪と鎖を借りに、大岩壁のわれめへと入りこむが…。弟子との笛合戦、そして灰色のものとの最後の決着—。聞き耳はついに長い旅のおわり、そして新たなはじまりをむかえる。

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Details

  • NCID
    BN09772802
  • ISBN
    • 4309202128
    • 4309202136
    • 4309202195
    • 4309202209
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Original Language Code
    ger
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    4冊
  • Size
    20cm
  • Classification
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