善悪の彼岸 ; 道徳の系譜
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書誌事項
善悪の彼岸 ; 道徳の系譜
(ちくま学芸文庫, [ニ-1-11] . ニーチェ全集 / フリードリッヒ・ニーチェ著||ニーチェ ゼンシュウ ; 11)
筑摩書房, 1993.8
- タイトル別名
-
Jenseits von Gut und Böse
Zur Genealogie der Moral
- タイトル読み
-
ゼンアク ノ ヒガン ; ドウトク ノ ケイフ
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注記
普及版「ニーチェ全集」第10巻(理想社, 1980年6月刊)を基にしたもの.
訳出底本: 原著(Alfred Kröners Verlag ; ポケット版)第76巻.
索引: 巻末p1-26
内容説明・目次
内容説明
大きな期待をもって世に送りだした『ツァラトゥストラ』の不評に心を痛めるニーチェ。『善悪の彼岸』は誤解と歪曲から自己の思想を救う意図をこめて、その一種の注釈書として著わされた。本書では、19世紀ヨーロッパの道徳と宗教の価値が厳しく問われ、いわゆる〈客観性〉〈歴史的感覚〉〈科学性〉〈同情〉という近代的信仰の対象物が鋭い批判のメスで解剖されている。ニーチェの哲学の円熟期を代表する重要な著作の一つである『善悪の彼岸』、その終楽章ともいうべき『道徳の系譜』の二作品を収録する。
目次
- 善悪の彼岸(哲学者の先入見について;自由なる精神;宗教的なるもの;箴言と間奏曲;道徳の博物学について;われわれ学者たち;われわれの徳;民族と祖国;高貴とは何か;高峰より)
- 道徳の系譜(「善と悪」、「よい〈優良〉とわるい〈劣悪〉」;〈負い目〉、〈良心の疚しさ〉、およびその類いのことども;禁欲主義的理想は何を意味するか?)
「BOOKデータベース」 より