統合と分裂のヨーロッパ : EC・国家・民族

書誌事項

統合と分裂のヨーロッパ : EC・国家・民族

梶田孝道著

(岩波新書, 新赤版 310)

岩波書店, 1993.11

タイトル読み

トウゴウ ト ブンレツ ノ ヨーロッパ : EC ・ コッカ ・ ミンゾク

注記

主要参考文献: 巻末p1-5

内容説明・目次

内容説明

EC統合のもとで進む「国境なきヨーロッパ」とそれに反発するナショナリズム。東欧・旧ソ連における「民族の噴出」と「国民国家」化。外国人労働者や移民をめぐる文化摩擦や排斥運動…。統合と分裂が交錯し、複雑な様相を呈する「民族と国家」の構図を国際社会学の視角から分析し、冷戦以後の新しいヨーロッパを展望する。

目次

  • 序章 新しい現実・新しい方法
  • 第1部 「三空間並存時代」の到来(EC・国家・地域—ヨーロッパの社会空間はどう変わるか;「三空間並存モデル」を応用する;EC統合により国家はどう変わるか)
  • 第2部 並存から新たな緊張へ(「多文化主義」の実現は可能か;移民は「国民国家」と両立するか—同化・統合・編入;ヨーロッパの極右はなぜ台頭するのか;ボーダーレス化のなかの民族問題—二つの「文化」の交錯)

「BOOKデータベース」 より

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