書誌事項

漱石空間

中村完著

有精堂出版, 1993.12

タイトル読み

ソウセキ クウカン

大学図書館所蔵 件 / 91

この図書・雑誌をさがす

内容説明・目次

内容説明

漱石文学の主線は、西洋をいかに受けとめるかという「知」の体験を、「意」を以て伝え、それによって生じる葛藤を「情」によっていかに補償するかという自問自答の表出にある。本書はその航路を追い、総括して、若い世代に贈る漱石ワールドへの良き案内書。

目次

  • 序にかえて 「当世書生気質」と「三四郎」
  • 「吾輩は猫である」—「険呑なる自己」の出没
  • 「草枕」—“臥”の二重構造
  • 「野分」—現代日本批判の基本設計
  • 「倫敦塔」「薤露行」「夢十夜」—「F+f」の架橋
  • 「坑夫」—意識を掘る
  • 「三四郎」—視線の交叉
  • 「夢」の変容—漱石の俳句
  • 「彼岸過迄」—言葉と意識
  • 「行人」—自己認識の徹底
  • 「心」—武者小路作品との対比において
  • 「道草」—永遠の凝視
  • 「妄想」—永遠なる不平家
  • 『無常といふ事』—意識開放の回路

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BN10012872
  • ISBN
    • 4640310463
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    237p
  • 大きさ
    19cm
  • 分類
  • 件名
ページトップへ