漱石空間
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漱石空間
有精堂出版, 1993.12
- タイトル読み
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ソウセキ クウカン
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内容説明・目次
内容説明
漱石文学の主線は、西洋をいかに受けとめるかという「知」の体験を、「意」を以て伝え、それによって生じる葛藤を「情」によっていかに補償するかという自問自答の表出にある。本書はその航路を追い、総括して、若い世代に贈る漱石ワールドへの良き案内書。
目次
- 序にかえて 「当世書生気質」と「三四郎」
- 「吾輩は猫である」—「険呑なる自己」の出没
- 「草枕」—“臥”の二重構造
- 「野分」—現代日本批判の基本設計
- 「倫敦塔」「薤露行」「夢十夜」—「F+f」の架橋
- 「坑夫」—意識を掘る
- 「三四郎」—視線の交叉
- 「夢」の変容—漱石の俳句
- 「彼岸過迄」—言葉と意識
- 「行人」—自己認識の徹底
- 「心」—武者小路作品との対比において
- 「道草」—永遠の凝視
- 「妄想」—永遠なる不平家
- 『無常といふ事』—意識開放の回路
「BOOKデータベース」 より