『失われた時を求めて』草稿研究

書誌事項

『失われた時を求めて』草稿研究

吉田城著

平凡社, 1993.11

タイトル別名

Marcel Proust, étude sur les manuscrits d'À la recherche du temps perdu

タイトル読み

ウシナワレタ トキ オ モトメテ ソウコウ ケンキュウ

大学図書館所蔵 件 / 105

この図書・雑誌をさがす

注記

引用はプレイヤッド新版(1987-1989)による

文献一覧: p442-451. 初出一覧: p440-441. 索引: 巻末

内容説明・目次

内容説明

残された膨大な草稿群の精細周密な解読・分析をとおして、『失われた時を求めて』の〈生成過程〉に新しい照明をあて、決定稿の神話を解体し、新たな解釈や意味づけを導きだす。プルースト草稿研究の第一人者による20年来の調査・研究の大成、待望の論稿集。

目次

  • 序論 テクストの起源(生成論とは何か;『失われた時を求めて』の誕生小史)
  • 第1章 コンブレー(冒頭の一句をめぐって;紅茶とマドレーヌ—時間の超越;エロスの世界—「秋の散歩」のテクスト成立過程)
  • 第2章 バルベックの方へ(カフェオレを売る娘;バルベック教会の原型;波の輝き—文体に関する一考察)
  • 第3章 母親と祖母(心の間歇;医師デュ・ブールボンの肖像;サン・マルコ洗礼堂の神秘)
  • 第4章 都市・書物・神経症(プルーストとパリ;読書論から見たプルースト—『胡麻と百合』をめぐって;ソリエ博士と隔離療法)

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

ページトップへ