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皮膚-自我

ディディエ・アンジュー著 ; 福田素子訳

言叢社, 1993.11

タイトル別名

Le moi-peau

タイトル読み

ヒフ ジガ

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注記

文献: 巻末p8-22

ディディエ・アンジュー論文・著作目録: 巻末p23-27

著者の肖像あり

内容説明・目次

内容説明

乳胎児の母と子の交通の構造を用意する、接しあう皮膚面。そこから、自我の原初的構造としての〈皮膚‐自我〉が立ちあらわれる。エディプス段階以前の原幻想に視線をこらし、音や温度、嗅い、味覚、苦痛といった諸感覚の外被の生成が、いかに個体にとって重大な意味をもつか。その構造、機能、病像と超出の心的過程を解明する精神分析学の画期的論著。

目次

  • 第1部 発見(認識論的立場に基づく序;四連のデータ;「皮膚‐自我」の概念;ギリシアにおけるマルシュアースの神話;「皮膚‐自我」の形成)
  • 第2部 構造、機能、超越(「皮膚‐自我」の二人の先駆者—フロイトとフェダーン;「皮膚‐自我」の機能;基本的な感覚運動的区分の障害;自己愛的人格および境界例における「皮膚‐自我」構造の欠陥;二重の接触禁忌、「皮膚‐自我」を乗り越える条件)
  • 第3部 主要な構成要素(音響の外被;温度の外被;嗅覚の外被;味覚の混乱;筋肉からなる第二の皮膚;苦痛の外被;夢のフィルム)

「BOOKデータベース」 より

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