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日中比較芸能史

諏訪春雄著

吉川弘文館, 1994.1

タイトル読み

ニッチュウ ヒカク ゲイノウシ

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内容説明・目次

内容説明

日本の民間神楽や能・狂言・歌舞伎の源流はどこか。中国各地、特に少数民族の間で今もなお行われている民間芸能を永年に亘って実地踏査し、そこで繰り広げられる舞踊・劇・民俗などから、わが国の伝統芸能の外来性を追究。定説化されている折口信夫・柳田国男等の芸能史研究に新たな検討と批判を加え、日中比較芸能史の視点からの分析を提示する。

目次

  • はじめに 日中比較芸能史の視点からみえてくるもの
  • 1 季節に来訪する神—まれびと論・異人論批判
  • 2 蓑笠と杖の民俗—日中の田遊び
  • 3 翁と三番叟—芸能における来訪神の系譜
  • 4 六方・反閇・禹歩—顕現した神の足取り
  • 5 日中韓の仮面劇
  • 6 日本の神楽と中国の民間祭祀
  • 7 中世神楽の形成
  • 8 地獄往来から地獄破りへ—打城戯・通関・目連戯
  • 9 本地物と人神—中国三層宇宙観と日本の中世的世界像
  • 10 中世祭祀の構造—道教・別祭・花祭り
  • 11 三信遠花祭りの基本構造
  • 12 芸能の故郷—日中憑霊信仰の比較
  • 13 日中舞台の類同性
  • 14 定式幕の誕生—五方五色観念の変遷

「BOOKデータベース」 より

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