ロシア正教の千年 : 聖と俗のはざまで
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書誌事項
ロシア正教の千年 : 聖と俗のはざまで
(NHKブックス, 680)
日本放送出版協会, 1993.12
- タイトル読み
-
ロシア セイキョウ ノ センネン : セイ ト ゾク ノ ハザマ デ
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注記
ロシア正教会略年譜: p222〜225, 文献: p228〜232
内容説明・目次
内容説明
九八八年、ロシアはビザンチン帝国より、東方キリスト教を受洗した。結果、文学・美術・建築を移入し、ヨーロッパ文明圏から隔絶された。同じ神を信仰しながら、ローマ法、ルネッサンス、宗教改革を経験し得なかったのである。以来、絶えざるモンゴル軍の襲来、ロシア王朝の盛衰、革命の嵐の中で、抑圧に耐え時代の権力と斬り結んだもう一つのキリスト教の道のりを辿り、政治と宗教が渾然となって織りなす聖なるロシアの千年を跡付ける。
目次
- 第1章 受洗千年祭を祝ったロシア正教会
- 第2章 生き方としてのキリスト教信仰
- 第3章 ロシア愛国主義の源流
- 第4章 第三のローマ・モスクワ
- 第5章 正統と異端
- 第6章 国家による教会支配
- 第7章 ロシア革命と“無神論”体制の誕生
- 第8章 ソヴィエト体制下のロシア正教会
- 第9章 宗教ルネッサンスと内部分裂のジレンマ
- 結章 ソ連崩壊後のロシア正教会と東方正教世界
「BOOKデータベース」 より