近代日本の翻訳文化
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書誌事項
近代日本の翻訳文化
(叢書比較文学比較文化, 3)
中央公論社, 1994.1
- タイトル読み
-
キンダイ ニホン ノ ホンヤク ブンカ
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内容説明・目次
目次
- 1 西洋文明と「日本的」伝統(翻訳文学としての聖書—旧約聖書「雅歌」第二章にみられる相聞;『セルフ・ヘルプ』と『西国立志編』;政治小説翻訳事始め—『政党余談春鴬囀』の巻;善と悪、そして旅—中島湘煙とフルワー・リットン;ロシアの性、江戸の性—尾崎紅葉・小西増太郎訳『クロイツェル・ソナタ』を読む)
- 2 多様な翻訳文学の実験(あはれの少女—大和田建樹と『明治唱歌』;新体詩の脚韻;漢詩和訳考;若松賎子訳『小公子』の成立;日本の〈ロビンソナード〉—思軒訳「十五少年」の周辺;児童文学の再話—その背景と可能性)
- 3 ひろがりゆく翻訳文化(日本アルプスの誕生—文学者・小島烏水による文化翻案の試み;『文章読本』への道—谷崎潤一郎と翻訳という「制度」;谷崎潤一郎の翻訳論;恋の心象としての薔薇—佐藤春夫の訳詩「薔薇をつめば」をめぐって;スタヴローギンの眼—神西清のこと)
「BOOKデータベース」 より