ゆきあたりばったり文学談義

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ゆきあたりばったり文学談義

森毅〔著〕

日本文芸社, 1993.10

Title Transcription

ユキアタリ バッタリ ブンガク ダンギ

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Description and Table of Contents

Description

宝塚ファンくずれの母親に育てられた孤独な夢見る少年は、「新青年」もエロチックな本もアカい本も小学生で読み、長じて戯曲に魅せられ、ハイカラな「マチネ・ポエティク」を憧憬し、歌舞伎に狂い、闇市で誰も知らないイタリアの作家に出会う—。旧制高校文化を満喫し、「大文字の文学は苦手、おしゃれな文学が、ぼくは好き」と言う著者が、自らのゆきあたりばったりの非体系的読書遍歴を語りつつ、ポストモダン思想への共感とともに、福田恒存・花田清輝から吉本隆明・柄谷行人・蓮実重彦・中沢新一・浅田彰まで、三島由紀夫・高橋和巳から大江健三郎・村上春樹・橋本治まで、ヴァージニア・ウルフからプルースト、カフカまで、SF・ミステリーから児童文学までを、抱腹絶倒のエピソードを混じえて自在に語った、文学をめぐる冒険、あるいは文学で語る自分史としての一冊。

Table of Contents

  • 1 ぼくは早熟で軟弱だったんよ(小二で「新青年」を読む;数学と昆虫に魅せられて;孤独な夢見る少年の頃;演劇少年は戯曲がお好き;闇市でピチグリッリを見つけた;大学は出たけれど)
  • 2 文学って、おしゃれなものなんよ(詩・戯曲と旧制高校文化;元気印の評論家たち;戦後派から第三の新人まで;ぼくの好きな作家ベスト5;ポストモダンと芸風;若い作家を読む;SFとミステリーの楽しみ;読書はおしゃれ感覚で;ボルヘス調で翻訳できたなら;話し言葉がおもしろい)
  • 3 書評にも芸は必要なんよ(もう一つの批評の世界)

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Details

  • NCID
    BN10243354
  • ISBN
    • 4537050284
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    207p
  • Size
    20cm
  • Classification
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