ドイツの青春
著者
書誌事項
ドイツの青春
みすず書房, 1993.12
- 1
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- タイトル別名
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Erinnerungen und Gedanken : eine Jugend in Deutschland
- タイトル読み
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ドイツ ノ セイシュン
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内容説明・目次
- 巻冊次
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1 ISBN 9784622033608
内容説明
トーマス・マンの第3子として生まれ、『近代ドイツ史』で知られる歴史家の自伝的回想である。1909年に誕生した著者の幼児期から、第1次世界大戦、ヴァイマル共和制を経て、1933年のヒトラーの政権掌握の時代までをいきいきと語る。マン家の人々—父トーマス、母カチア、才気煥発な姉エーリカ・兄クラウス、弟妹たち—と、伯父ハインリヒなどの親族を抑制された筆致で描き、『魔の山』を創出する重要な契機も明らかにされる。そして両親からの独立の過程で経験することども—ボーイスカウト活動、ザーレム校の寄宿学寮生活、ミュンヘンでの大学生活の開始、ベルリンでのリカルダ・フーフとの親交、炭坑労働…。なかでも寄宿学寮長クルト・ハーンとの出会いは、著者の生き方に永続的な影響を与えることになる。稀有な魂の成長の記録。
目次
- 1 序幕
- 2 戦争
- 3 泣く、笑う
- 4 読む
- 5 恐れ
- 6 死、初めてのとき
- 7 脱出の試み
- 8 ザーレム
- 9 ドイツでの学生時代
- 10 汎ヨーロッパ運動
- 11 ベルリン
- 12 もう一つの体験
- 巻冊次
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2 ISBN 9784622033615
内容説明
ミュンヘン、ベルリンでの大学生活を経てゴーロ・マンは、1929年ハイデルベルク大学に入る。ここで、著者の「考え方に最も大きな影響を与えた」カール・ヤスパースと出会った。エルゼ・ヤフェー・リヒトホーフェン、マリアンネ・ヴェーバー、グンドルフ、リッケルト、ヘッベル、シュヴァルツシルトなどの人物像、一緒に住んでいた友人の自殺といった出来事を描きながら、叙述は「最後の長い一年」と題される最終章でクライマックスを迎える。国会議事堂炎上。マン家のお抱え運転手の裏切。政治警察の手に渡ったトーマス・マンの日記を取り戻そうとする必死の努力。ドイツを出て亡命生活へ。当時の日記と証言から、事態の緊迫感がありありと伝わってくる。著者の生きた瞬間が彷彿とする本である。
目次
- 13 ハイデルベルク
- 14 カール・ヤスパース
- 15 フリードリヒ・ヘッベル
- 16 ハイデルベルクと危機
- 17 レーオポルト・シュヴァルツシルト
- 18 最後の長い一年
「BOOKデータベース」 より