アニミズムを読む : 日本文学における自然・生命・自己
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書誌事項
アニミズムを読む : 日本文学における自然・生命・自己
新曜社, 1994.1
- タイトル別名
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日本文学に流れるアニミズム
The proceedings of nature and self in Japanese literature
アニミズムを読む : 日本文学における自然生命自己
- タイトル読み
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アニミズム オ ヨム : ニッポン ブンガク ニオケル シゼン・セイメイ・ジコ
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注記
国際会議「日本文学における自然と自己」(1992年夏,於バンクーヴァー,ブリティッシュ・コロンビア大学)に提出された論文のうち,アニミズムに関係のあるものを集めて,雑誌『無限大』92号(日本アイ・ビー・エム株式会社,1992年冬刊行)が組んだ特集「日本文学に流れるアニミズム」をもとに,選択・加筆・増補して出版したもの
英文会議録書名: The proceedings of nature and self in Japanese literature (U.B.C., 1993)
内容説明・目次
内容説明
いまアニミズムが見直されている。現代文明によって傷つき乾いた心を潤し、自然とのつながりを回復させてくれる癒しの思想として。万葉、古今から鏡花、川端、大江までの日本文学のなかに脈々と流れるアニミズムの水流を広く世界文学の視点から跡づける。
目次
- 現代小説の中のアニミズム—「桜」モチーフの軌跡
- 果心居士の消滅—西洋のミメーシスと違うもの
- 日本文学の底に流れるアニミズム
- 復活するアニミズム—現代日本文学の場合
- 現代に生きるアニミズムの世界
- 水とことばとコスモロジー
- 無常とアニミズムの融合—仏典のレトリックと和歌の自然観
- 自然のいのちと芸術の美—日本の文芸論における自然物のイメージ
- 言葉のアニミズム—泉鏡花における自己と自然
- 花と精霊—折口信夫『身毒丸』を読む
- ふれ合うリズム—志賀直哉の『和解』と『暗夜行路』における自己と自然
- 川端康成の自然・女性・自我
- 三島由紀夫、その自己と自然—宮沢賢治の世界とくらべて
- 風景の川、文体の川—井伏鱒二の名作『川』
- 辺境なるアルカディア—大江健三郎の「牧歌」と「反牧歌」
「BOOKデータベース」 より