異界の方へ : 鏡花の水脈

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異界の方へ : 鏡花の水脈

東郷克美著

有精堂出版, 1994.2

タイトル読み

イカイ ノ ホウ エ : キョウカ ノ スイミャク

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内容説明・目次

内容説明

わが近代文学に伏流する異界への憧憬。天才鏡花を起点として、漱石・柳田・折口・芥川・谷崎・横光・川端・太宰ら、年来畏愛の「心優しき逃亡者たち」のテクストに表出された〈反近代〉としての異界志向を掬いあげ、近代文学における潺湲たるロマン主義の水脈を辿る、著者宿願の論集。

目次

  • 泉鏡花・差別と禁忌の空間
  • 民俗・芸能・一揆—「神に代りて来る」ものたち
  • 鏡花の隠れ家
  • 「高野聖」の水中夢
  • 夢魔はいかにして顕現するか—「註文帳」の統辞法
  • 木霊と風景—「三尺角」試論
  • 「夜叉ケ池」—柳田国男の視座から
  • 「眉かくしの霊」の顕現
  • 「草枕」—水・眠り・死
  • 「道草」—「書斎」から「往来」へ
  • 「海南小記」—海上の道への始発
  • 大正三年の折口信夫—「身毒丸」の成立を中心に
  • 「死者の書」の両義性
  • 「古代感愛集」—幻視する旅人:佇立する芥川龍之介
  • 「玄鶴山房」の内と外—「山峡の村」の意味をめぐって
  • 子ども・遊び・祭り—谷崎潤一郎の快楽
  • 狐妻幻想—「吉野葛」という織物
  • 「細雪」試論—妙子の物語あるいは病気の意味
  • 「細雪」成立の周辺
  • 「旅愁」—漂う心/漂うテクスト
  • 魔界の彼方へ—「二人で一人、一人で二人」の幻
  • 「津軽」論—周縁的世界への帰還
  • 「お伽草紙」の桃源境
  • 付 明治の浦島たち

「BOOKデータベース」 より

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