日米法律摩擦 : 感覚ギャップは埋められるか

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日米法律摩擦 : 感覚ギャップは埋められるか

宮智宗七著

中央経済社, 1994.3

タイトル読み

ニチベイ ホウリツ マサツ : カンカク ギャップ ワ ウメラレルカ

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内容説明・目次

内容説明

日米間の紛争は、いわば数字で表現できる領域の摩擦から一歩進んで、「法の世界」を含むシステム摩擦へと深化しつつある。その中でアメリカの対日要求の姿勢は、日本でもアメリカと同質・均質化したシステムを法の改革によって実現せよ、ということである。本書は、この現況を踏まえ今後の展開方向を把えようとしたものである。従って、対象として、法律摩擦という限られた範囲に止めるよりも、むしろ日米両国間に根強く存在する「法感覚」のギャップが、現実の日米交渉の中で現実にどのように現われているか、なかが“衝突”の原因になっているかを検証し、今後の方向を模索する。

目次

  • 1 「法」に転化した“倫論”への困惑—301条の本当の恐ろしさ
  • 2 「法による公正」についての感覚誤差
  • 3 「言うべきこと」は言うけれども—多発する「反ダンピング」紛争
  • 4 「法が国境を越える」時代が来た—域外適用目指す米独禁法
  • 5 「日本は法治国家である」か?—行政手続法案の波紋
  • 6 法以前の慣習の方が難物だ—たかがメートル法、されど…
  • 7 日本型経営が動揺する—「系列」から生まれた商法改正
  • 8 対日「法」攻勢の中核—独禁法をめぐる確執
  • 9 対日「法」攻勢の中核
  • 10 「日本の市場感覚」vs「アメリカの法感覚」
  • 終「法感覚摩擦」それはまだまだ続く

「BOOKデータベース」 より

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