革命家孫文 : 革命いまだ成らず
著者
書誌事項
革命家孫文 : 革命いまだ成らず
(中公新書, 1184)
中央公論社, 1994.4
- タイトル読み
-
カクメイカ ソンブン : カクメイ イマダ ナラズ
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注記
孫文年譜: p199-208
参考文献: p209-214
内容説明・目次
内容説明
「革命いまだ成らず」を遺訓とし、1925年、孫文は革命に捧げた波乱の生涯を終え、完成を民衆に託した。辛亥革命は清朝を倒し専制政治に終止府を打ったが、中華民国は反動的な袁世凱に奪われ、その後は軍閥混戦が続いた。孫文は共和制の定着のため軍閥と戦い、真の自由と平等を獲得した民主国家の建設を目ざした。本書は孫文の革命運動や彼の新生中国の建設計画を考察し、生涯を追ってこの偉人の実像に迫ろうとするものである。
目次
- 1 「革命いまだ成らず」(政治遺嘱;孫文が目指したもの)
- 2 「合衆政府の創立」を(孫文の生い立ち;ハワイ興中会の設立;武装蜂起から亡命へ)
- 3 革命運動の進展(百日維新と義和団事変;中国人留学生の急進化;中国革命同盟会の結成;国外退去)
- 4 辛亥革命(清朝の延命策;武昌新軍の蜂起;中華民国の誕生)
- 5 共和国の苦悩(袁世凱の野望;軍閥混戦;五四運動と孫文)
- 6 中国国民党第一回全国代表大会(国共合作;新三民主義;黄埔軍官学校の設立)
- 7 孫文の国家建設計画(五権分立の憲法;地方自治の徹底;壮大な国土開発計画;土地改革)
- 8 孫文北上(日本訪問;帝国主義反対;講演、大アジア主義;北京入り)
「BOOKデータベース」 より