近代フランス民衆の「個と共同性」

書誌事項

近代フランス民衆の「個と共同性」

喜安朗著

平凡社, 1994.4

タイトル別名

Etude d'une mutation de sociabilité populaire au XIXe siècle France

近代フランス民衆の個と共同性

タイトル読み

キンダイ フランス ミンシュウ ノ コ ト キョウドウセイ

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内容説明・目次

内容説明

アンシアン・レジーム期とも現代とも異なる独特の日常的文化と政治文化をもった「特異な文明」(P.アリエス)—19世紀フランス民衆の人と人の絆=社会的結合(ソシアビリテ)の変化のありようと、日常的実践の歴史的動態を明らかにする。

目次

  • 第1章 近代民衆の〈個と共同性〉—アグリコル・ペルディギエ『職人組合の書』をめぐる問題(『職人組合の書』の波紋;『職人のシャンソン』;出版形式の変化;職人組合と手紙)
  • 第2章 職人の世界の流動化とソシアビリテ(職人の世界の流動化;変化する人と人の絆—職人宿;屋酒屋についての言説;変化する人と人の絆—居酒屋)
  • 第3章 アソシアシオンの〈個と共同性〉(表象としてのアソシアシオン;ゴゲット;相互扶助会)
  • 第4章 〈独学の人〉とアソシアシオン(十九世紀の識字化と民衆;朗読、聴くことと語ること;〈独学の人〉;読むこと書くこと、そして〈個と共同性〉)
  • 第5章 マルタン・ナドは語る—〈独学の人〉の表現する〈個と共同性〉(出稼ぎ石工マルタン・ナド—〈個と共同性〉をめぐる問題;出稼ぎの村;出稼ぎ石工;出稼ぎ石工のパリ生活;〈個と共同性〉)

「BOOKデータベース」 より

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