今ひとたびの戦後日本映画
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今ひとたびの戦後日本映画
岩波書店, 1994.3
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イマ ヒトタビ ノ センゴ ニホン エイガ
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Description and Table of Contents
Description
「晩春」「東京物語」「素晴らしき日曜日」「酔いどれ天使」「野良犬」「二十四の瞳」「日本の悲劇」「晩菊」「おかあさん」「青い山脈」「また逢う日まで」などなど…、“戦後”という言葉が次第に忘れ去られていく中で、日本映画の傑作の数々を通して、熱気にあふれたあの時代を、今いちど間近に呼び起こす。
Table of Contents
- 戦争未亡人と死者
- 田中絹代と戦争未亡人
- 三船敏郎と復員兵
- 帰ってきた男たち—復員兵を描く映画
- ゴジラはなぜ「暗い」のか
- 「僕たちの力ではどうしようもない」—今井正監督「また逢う日まで」
- 戦後を生ききれなかった男と女—成瀬巳喜男監督「浮雲」
- 貧乏の好きな成瀬巳喜男
- 母の力—杉村春子から飯田蝶子まで
- 私が棄てた母親—「日本の悲劇」の望月優子
- 口笛吹いておいらは元気—清水宏監督「蜂の巣の子供達」
- 白いブラウスの似合う女の先生
- 「働く子ども」のけなげさ—美空ひばりの「悲しき口笛」ほか
- 恋する妹、美空ひばり
- 穏やかな父—笠智衆
- 肉体が輝くとき—京マチ子の豊満
- 愉しい民主主義—「青い山脈」の明るさ
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