時の美学 : 『魔の山』の構成時間とその受容
著者
書誌事項
時の美学 : 『魔の山』の構成時間とその受容
法政大学出版局, 1994.4
- タイトル別名
-
時の美学 : 魔の山の構成時間とその受容
- タイトル読み
-
トキ ノ ビガク : マ ノ ヤマ ノ コウセイ ジカン ト ソノ ジュヨウ
大学図書館所蔵 件 / 全89件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
内容説明・目次
内容説明
トーマス・マンの長編小説『魔の山』は、綿密に構成された〈時の小説〉である。その小説技法と構成された時間世界を精細に分析するとともに、同書を読むことによって享受される〈美的な時間〉、すなわち読者の〈生きられる時間〉の位相を探究して、独自の〈時の美学〉を提唱する。
目次
- 第1章 時の小説(語り手の性格と自然時叙法;カストルプの時間感覚と語り手の時間見解;「眠り人」の夢と夢叙法)
- 第2章 構成時間(ライトモチーフ叙法と対位叙法;時の錬金術と文学的虚構時間)
- 第3章 読書の美的時間性(読書の魔境と時間意識;時の美学)
「BOOKデータベース」 より