モスクワで粛清された日本人 : 30年代共産党と国崎定洞・山本懸蔵の悲劇
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モスクワで粛清された日本人 : 30年代共産党と国崎定洞・山本懸蔵の悲劇
青木書店, 1994.6
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モスクワ デ シュクセイサレタ ニホンジン : 30ネンダイ キョウサントウ ト クニサキ テイドウ・ヤマモト ケンゾウ ノ ヒゲキ
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国崎定洞を中心とした在ソ日本人粛清関係略年表: 巻末pviii-xv
Description and Table of Contents
Description
旧ソ連秘密文書が語る「裏切り」と「告発」、確執と猜疑に自縛されたコミンテルン日本支部の革命家たちが織りなす赤裸々な人間劇。
Table of Contents
- プロローグ リヒアルト・ゾルゲとアイノ・クーシネン
- 序章 粛清の解剖学—歴史となった共産主義
- 第1章 暗闇の書誌学—『闇の男』の提起した国崎定洞問題
- 第2章 疑惑の噂の考現学—山本懸蔵はなぜ国崎定洞を告発したのか?
- 第3章 遺稿の解釈学—人は死を前に何を語るのか?
- 第4章 革命集団の世代論—片山潜自伝『わが回想』の周辺
- 第5章 疑心暗鬼の政治学—モスクワ日本共産党の秋の憂欝
- 第6章 クートベ選抜の教育学—「三二年テーゼ」を支えたトロイカとは?
- 第7章 諜報社会の遊泳術—オムス工作員関マツと野坂参三の自己保身
- 第8章 人民戦線の地政学—在欧日本人の反ファシズム・ネットワーク
- 第9章 善意の党派性の現象学—「偽装スパイ」とされたモスクワ日本人社会の壊滅
- 終章 こわれた鏡の偏光学—杉本良吉・岡田嘉子の越境と宮本顕治のマンダート幻想
- エピローグ 地獄への道は、無数の善意で敷き詰められていた
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