Bibliographic Information

知の構築とその呪縛

大森荘蔵著

(ちくま学芸文庫)

筑摩書房, 1994.7

Other Title

知識と学問の構造

Title Transcription

チ ノ コウチク ト ソノ ジュバク

Note

「知識と学問の構造」(放送大学教育振興会 1985年刊)の改題

Description and Table of Contents

Description

16世紀に始まった科学革命は、世界を数量的に表現しようとする考え方をもたらした。けれども、それによって「心」に帰属するものが排除され、自然と人間の分離、主観と客観の対立が生じることになった。常識が科学へ展開していく不可逆的な過程で、何が生じたのだろうか。近代以降の科学史的事実を精査し、人間と自然との一体性を回復する方途をさぐる。

Table of Contents

  • 1 概説的序論
  • 2 略画的世界観
  • 3 日本における略画世界
  • 4 西欧古代中世における略画的世界観
  • 5 略画の密画化、その始まり
  • 6 略画の密画化、不可避の過程
  • 7 密画化と数量化
  • 8 密画の陥穽—物の死物化
  • 9 感覚的性質のストリップ
  • 10 二元論の構造的欠陥
  • 11 二元論批判
  • 12 原子論による密画描写
  • 13 人体の密画描写と知覚因果説
  • 14 物と感覚の一心同体性
  • 15 自然の再活性化

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Details
  • NCID
    BN11108649
  • ISBN
    • 4480081402
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    252p
  • Size
    15cm
  • Classification
  • Subject Headings
  • Parent Bibliography ID
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