明治東京下層生活誌
著者
書誌事項
明治東京下層生活誌
(岩波文庫, 青195-1)
岩波書店, 1994.9
- タイトル読み
-
メイジ トウキョウ カソウ セイカツシ
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内容説明・目次
内容説明
明治19(1886)年は、維新以降、最悪の不況の年だったといわれる。この年『朝野新聞』に連載された「府下貧民の真況」は、東京の下層社会を記録したルポルタージュの先駆であった。このルポをはじめ、明治年間に書かれた東京の下層社会に関する生活記録の中から、幸徳秋水「東京の木賃宿」、横山源之助「貧民の正月」等14篇を収録した。
目次
- 1 異質さへの関心(府下貧民の真況;窮民彙聞;貧天地饑寒窟探検記抄;東京府下貧民の状況)
- 2 固有の生活世界(東京の貧民;昨今の貧民窟)
- 3 社会批判の介在(世田ヶ谷の繿縷市;下層社会の新現象共同長屋;東京の木賃宿;下谷区万年町貧民窟の状態)
- 4 下層社会の変容(貧民の正月;共同長屋探見記;貧街十五年間の移動;下級労働社会の一大矛盾)
「BOOKデータベース」 より