愛と憎しみの心理学 : 犯罪心理学の視点から
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書誌事項
愛と憎しみの心理学 : 犯罪心理学の視点から
(ブルーバックス, B-1033)
講談社, 1994.9
- タイトル読み
-
アイ ト ニクシミ ノ シンリガク : ハンザイ シンリガク ノ シテン カラ
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注記
引用・参考文献: p217-218
内容説明・目次
内容説明
愛は突然はじまります。恋愛とは陶酔感情です。日常の生活のなかで、いつかは醒めるものです。この醒めた状態で、たがいに相手と安心して生活できるならば、問題はありませな。平凡でも、幸せな生活が続くでしょう。ところが、どちらか一人が、新しい陶酔を求め、愛人を作ったとしたらどうでしょう。愛と憎しみの葛藤がはじまるのです。「二人だけ」の世界に見知らぬ第三者が入り込むことになります。嫉妬が起き、不安が起ります。やがて恐怖感にさいなまれ、自殺、殺人等、愛は悲劇的な終局を迎えかねません。この愛憎の心の動きをたどってみましょう。
目次
- プロローグ 「愛」とは何か(「愛」ということばの意味するもの;心理学における「愛」)
- 1 動物における異性愛(比較行動学の登場;番い形成のメカニズム;動物から人間へ)
- 2 少年の「愛」は本物か?(異性愛の発達心理;性的な成熟;異性愛のための成熟水準)
- 3 「子ども」から「大人」へ(異性愛の目覚め;恋の手掛かり;愛の結晶作用;愛の結末は結婚か?)
- 4 愛が憎しみに変わるとき(犯罪者にとっての結婚;三年目の浮気;嫉妬の過程)
- 5 愛と憎しみからの殺人(憎しみの自殺;情念犯罪としての殺人;「愛と憎しみ」からの殺人の類型)
- エピローグ 惜しみなく愛は奪う—まとめに代えて(愛のない終局;愛と憎しみの終局)
「BOOKデータベース」 より