宮沢賢治・不条理の火と聖性 : 『貝の火』をめぐって
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書誌事項
宮沢賢治・不条理の火と聖性 : 『貝の火』をめぐって
鳥影社, 1994.5
- タイトル読み
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ミヤザワ ケンジ フジョウリ ノ ヒ ト セイセイ : カイ ノ ヒ オ メグッテ
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注記
発売 : 星雲社
内容説明・目次
内容説明
賢治童話の最高傑作に位置する『貝の火』をてんかん病理的側面から照明をあて賢治の人間像、童話の全体構造を解析。
目次
- ホモイの存在性格
- 〈けたゝましい声〉とある何ものか
- ホモイの内なる闇
- 空からヒュウと矢のやうに降りて来たもの
- ホモイの熱病—〈もじゃもじゃの鳥の子〉と「多分ひばりでせう」をめぐって
- ホモイの歓喜・光と風—〈川〉という《試み》の現場
- 〈選ばれた者〉ホモイ—〈熱病〉と〈てんかん〉と切迫した時性
- 〈貝の火〉の贈呈—新たなる《試み》の開始
- 〈貝の火〉をめぐる両親の反応—期待されている息子ホモイ
- 〈貝の火〉の意味—母親の性格と錯誤
- 権力の美酒・ホモイの対他関係—〈大将〉ホモイと〈けらい〉狐のかけひき
- ホモイの〈大将〉意識と〈恥〉意識—成り上がりの権力者と媚び追従者の輩〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より