書誌事項

近代中国の伝統医学 : なぜ中国で伝統医学が生き残ったのか

ラルフ・C・クロイツァー著 ; 難波恒雄, 難波洋子, 大塚恭男共訳

創元社, 1994.9

タイトル別名

Traditional medicine in modern China : science, nationalism, and the tensions of cultural change

タイトル読み

キンダイ チュウゴク ノ デントウ イガク : ナゼ チュウゴク デ デントウ イガク ガ イキノコッタ ノカ

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注記

参考文献: p297-316

内容説明・目次

内容説明

中国では近代化を進めていく過程で、「中国医学」は重要な伝統文化として擁護すべきだとする主張がある一方、旧弊を打破し、新中国を建設する中で、医学だけ例外にする理由はない、という考え方があり、伝統医学を残すべきか否かをめぐってすさまじい論争が起こった。医師や医療関係者のみならず多くの文化人がこの議論に加わり、社会的・文化的な観点からも問題が提議された。本書は、この論争とその間の経緯を中国近代史の中に跡づけながら客観的・総合的にとらえた名著で、日本の医療のあり方を考える上でも示唆に富む。詳細な訳注と索引を付す。

目次

  • 緒論 文化的対立関係における医学
  • 第1部 中国の伝統医学と近代医学の導入(伝統医学の体系;中国における近代医学の導入と発展 1800〜1949年)
  • 第2部 文化的、知的問題としての医学 1895〜1949年(社会進化論者との関係における医学と国力;五四時期における医学と文化的偶像破壊;国粋と国医;科学と近代性—「国医」の排除;政府と中国医学—国民党内部の緊張)
  • 第3部 科学、共産主義と「人民の医学的遺産」(共産主義者による伝統医学の復権;新しい社会の中の古い医学;台湾—過ぎしものへの回想;結語)

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BN11369631
  • ISBN
    • 442241044X
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 原本言語コード
    eng
  • 出版地
    大阪
  • ページ数/冊数
    ii, 322p
  • 大きさ
    22cm
  • 分類
  • 件名
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