あの日トラピストは吹雪だった
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書誌事項
あの日トラピストは吹雪だった
(パウロ文庫)
女子パウロ会, 1994.8
- タイトル読み
-
アノ ヒ トラピスト ワ フブキ ダッタ
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内容説明・目次
内容説明
大正末期の熊本県人吉の城下町。バテレン征伐に出かけた若者が逆にキリストのとりこになった。以後、信仰の道をまっしぐら。“祈りと労働”と沈黙の生活を七十年経た今も、元気いっぱいである。トラピストに入るまでの信仰の歩みと、長崎巡礼、活気あふれる東京の教会にふれ、修道院に到着するまでをいきいきと描く愛と友情の回想。
目次
- その1 バテレン征伐?それはおもしろい(静かな社の森での祈り;はじめて会った日本人バテレンの笑顔;信仰の相棒がまたひとり増えたぞ;しっかり者の娘さんの友情;思えば不思議な“水の縁”)
- その2 信じる道、まっしぐら(禁酒・禁煙・禁茶。よし、大いにやりましょう;十二使徒になった、さあ、青年会をつくろう!;城山に立ち、キリシタンの殉教を偲ぶ;子安観音に隠された聖母への崇敬;“お役ご免”になった若侍が探した道)
- その3 旅立ち(幼い日の思い出と祖母の洗礼;生涯をささげて惜しくないもの、見つけた;よし、行こう。トラピストへ!;“ジャンヌ・ダーク”の勇気;決意が堅いほど、鬼の目にも涙)
- その4 心に深くきざまれた長崎巡礼(中町天主堂と神父さんの温情;忘れえぬ美しい聖母像;大空高くそびえ立つ双塔;“サンタ・マリアのご像はいずこ?”;数千人の祈りがひびく浦上天主堂)
- その5 活気あふれる東京の青年、司祭たち(屈強な青年と“旅は道連れ”;岩下壮一師と喜びに満ちた友人たち;日本公教青年会の楽しい集いで;東京での、託されたひとつの使命;岩上兄妹とのなつかしい日々;別れのことば)
- その6 いよいよ、ひとりきりの旅に(津軽海峡猛吹雪;我慢、あぶら汗…、万事休す!,の船酔い)
- その7 雪の原を漕いで“救いの港”へ(ああ、トラピスト、神の家。到着したぞ!;吹雪はなお続いていた)
「BOOKデータベース」 より