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絵巻で読む中世

五味文彦著

(ちくま新書, 010)

筑摩書房, 1994.10

タイトル読み

エマキ デ ヨム チュウセイ

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注記

関係年表: 巻末

参考文献と資料: p217-219

内容説明・目次

内容説明

兎、蛙、猿などの動物が人間くさい姿で活躍する『鳥獣人物戯画』、火事と群衆、庶民の姿を活写した名品『伴大納言絵巻』、徳の高い聖の奇跡を躍動的に描く『信貴山縁起絵巻』—院政期に成立したこれらの代表的絵巻は、当時の人と社会の生き生きとした姿を満載している。登場人物とともに絵巻のなかを歩き観察する「旅」を通して、訴訟、御霊信仰、王権、女性の生き方など、中世への入り口である院政期の時代像を重層的に描き出す。

目次

  • 1 絵巻を探る—『鳥獣人物戯画』
  • 2 王権と庶民—『年中行事絵巻』
  • 3 絵巻の訴え—『伴大納言絵巻』
  • 4 謎の人物を探る—『伴大納言絵巻』
  • 5 ことばと絵—『伴大納言絵巻』
  • 6 聖の奇跡と王権—『信貴山縁起絵巻』
  • 7 聖と信仰—『信貴山縁起絵巻』
  • 8 女と家と—『信貴山縁起絵巻』
  • 9 絵巻の話法

「BOOKデータベース」 より

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