チャイナ・オデッセイ : 激動と迫害の嵐を生き抜いて
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チャイナ・オデッセイ : 激動と迫害の嵐を生き抜いて
岩波書店, 1995.1
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- タイトル別名
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To the storm : the odyssey of a revolutionary Chinese woman
チャイナ・オデッセイ
チャイナオデッセイ
- タイトル読み
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チャイナ オデッセイ : ゲキドウ ト ハクガイ ノ アラシ オ イキヌイテ
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注記
原著(University of California Press, 1985)の翻訳
内容説明・目次
- 巻冊次
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上 ISBN 9784000013703
内容説明
新中国の明るい未来を信じた知識人を待ち受けていたものは、革命の熱狂と政治の非情な論理が生んだ、告発と暴力の残虐な鎖であった。男児を産み、幸福に浸っていたある朝、右派の宣告を受けた楽黛雲は、党籍を剥奪され、農村での労働を課される。そこで目のあたりにした凶作と飢餓の凄まじさ。あこがれの毛沢東との対面を果たし、名誉回復への淡い期待もつかのま、文化大革命が勃発、全土は狂乱の渦に。夫・湯一介は批判の標的とされ、北京大学内では紅衛兵の陰惨な派閥抗争がエスカレートしていく。中国解放—反右派闘争—文化大革命—天安門事件の40年にわたって、首都・北京と地方農村を舞台に、あらゆる階層の人民を席巻した、終わりなき中国革命の壮絶なクロニクル。
目次
- 1 女神は去った
- 2 裁きの連鎖
- 3 人民の列から追放されて
- 4 一握りの胡桃
- 5 階級闘争を忘れるな
- 6 農村を浄化せよ
- 7 解き放たれた暴力
- 8 赤色テロ万歳
- 9 天と地と
- 巻冊次
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下 ISBN 9784000013710
内容説明
新中国の明るい未来を信じた知識人を待ち受けていたものは、革命の熱狂と政治の非情な論理が生んだ、告発と暴力の残虐な鎖であった。文化大革命が始まり、批判の標的とされた夫・湯一介は、江青の目にとまり全国人民大会代表となるが、周恩来・毛沢東死去、四人組逮捕のあと拘束されてしまう。周囲からの迫害を受け、崩壊寸前の家族を、楽黛雲はなりふり構わず守りぬく。やがて、名誉を回復した楽は、北京大学の要職にあって、89年の天安門事件を迎え、ある決断へと自らを駆り立てたのだった。中国解放—反右派闘争—文化大革命—天安門事件の40年にわたって、首都・北京と地方農村を舞台に、あらゆる階層の人民を席巻した、終わりなき中国革命の壮絶なクロニクル。日本語版のために「終章私の80年代」を書き下ろし。
目次
- 10 裸の旗竿
- 11 困難から学ぶ
- 12 高すぎる代償
- 13 新しい世代
- 14 革命の跡
- 15 不確かな未来
- 16 春よさらば
- 終章 私の80年代
「BOOKデータベース」 より