長岡城奪還
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長岡城奪還
恒文社, 1994.7
- タイトル読み
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ナガオカジョウ ダッカン
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内容説明・目次
内容説明
慶応四年(一八六八)七月二十五月、長岡藩総督河井継之助の采配のもと、長岡藩兵八百余名は、魔蛇が棲むという八町沖を徒渉、敵中に潜入して長岡城を奪い返した。夜行暁戦、故城へむかって各隊が疾駆突戦する。その作戦の見事さは、継之助の才腕によるものだった。奇謀の計によって、薩長の野望を砕こうとする継之助。大兵を擁し、維新の大望をふりかざす山県狂介(有朋)ら。北越の戦いは、天下分け目のいくさとなった。そのハイライトともいうべき、長岡城奪還戦の十六日間を克明に追う。そこには東軍陣営、とくに米沢藩と長岡藩の葛藤、薩摩・長州藩兵ら西軍諸藩兵の戦いの実態、焦土作戦による住民の悲哀、新潟陥落による長岡再落城の様子、そして、ふるさとを奪い返し、城下の土を踏んで涙する長岡藩士の様子が描かれている。戊辰戦史上、まれにみる激戦の実相に迫る。
目次
- 序章 風雲の魔王
- 第1章 緑風と赤雨
- 第2章 奇謀の転機
- 第3章 杳々の黄昏
- 第4章 阿修羅の襲撃
- 第5章 死闘する諸兵
- 第6章 西兵、起立す
- 第7章 魔神との別れ
- 第8章 雷神現る
- 第9章 勝利に感涙す
- 第10章 孤城の占拠
- 第11章 風、蕭々として
- 第12章 捨身しうる者
- 付録 八町沖渡行作戦参加 長岡藩兵・隊別名簿
「BOOKデータベース」 より