青木繁と坂本繁二郎 : 「能面」は語る

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青木繁と坂本繁二郎 : 「能面」は語る

竹藤寛著

(丸善ブックス, 022)

丸善, 1995.3

タイトル読み

アオキ シゲル ト サカモト ハンジロウ : ノウメン ワ カタル

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注記

青木繁・坂本繁二郎略年譜: p225-232

参考文献: p233-239

内容説明・目次

内容説明

坂本繁二郎の死後、アトリエで遺品を整理していた遺族が書庫の奥からボロボロの紙包みを発見した。開けてみると中から青木繁が画学生の時に描いた能面のスケッチをはじめ、遺作品六十四点の習作が出てきたのである。しかも坂本は、これら青木の初期作品を何故か誰にも見せず、語ることもなく生涯秘蔵してきた、ということが明らかにされてきたのである。これは一体、何を意味し、物語るものであろうか。本書では、この能面をめぐる二人の交友と確執、そして二人の生涯をたどり、芸術の本質について考察してゆく。

目次

  • 第1章 青木繁と坂本繁二郎の生い立ち
  • 第2章 妙義山写生旅行と坂本の「絵入り書簡」
  • 第3章 坂本の「碓氷小感」と青木繁—青木繁をライバルとして
  • 第4章 梅野満雄—青木と坂本の共通の友人
  • 第5章 青木繁の歌碑建立をめぐる坂本と梅野満雄
  • 第6章 発見された坂本秘蔵の青木繁の能面など—青木繁をめぐる相剋
  • 第7章 坂本芸術としての能面の考察—仮面の告白
  • 第8章 「月」と坂本繁二郎—日本美の系譜者

「BOOKデータベース」 より

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