ネロの都の物語
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書誌事項
ネロの都の物語
(中公文庫)
中央公論社, 1995.3
- 上巻
- 下巻
- タイトル別名
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Neropolis
- タイトル読み
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ネロ ノ ミヤコ ノ モノガタリ
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注記
「ネロポリス」(1988年刊)の改題
内容説明・目次
- 巻冊次
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上巻 ISBN 9784122022713
内容説明
元老院議員の家に生まれてカエソは、鋭敏な頭脳と感受性に恵まれて、美しく成長していた。しかし、義母への愛情が近親相姦の誘惑に変っていくことを悩んだ彼は、パウロとルカに接近し、キリスト教徒としての洗礼を受けようと決意する。常軌を逸した情熱と狂乱に支配された紀元一世紀のローマ。そこに生きた人びとの姿を劇的に描き上げたネオ『クォ・ヴァディス』。
- 巻冊次
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下巻 ISBN 9784122022928
内容説明
本書は、陰謀うずまく宮廷、酒池肉林の饗宴、戦車競争と剣闘技試合、大火災といったネロの都ローマのお馴染みの大スペクタクルだけでなく、貧民街の袋小路に捨てられた赤ん坊の泣き声、その脇に置かれた屎尿であふれた汚物壷の発する悪臭、朝の商店が扉を開け商品を並べる音、居酒屋の棚に並ぶ野菜、獣肉、魚汁、ブドウ酒の、様々な音と色と匂いと味を、聞いたり、嗅いだり、味わったりしながら、神学や死生観のシニカルでユーモラスな形而上学的議論を楽しめる歴史小説である。
「BOOKデータベース」 より